2020年、GAFAM(GAFA+Microsoft)の時価総額(約560兆円)が東京証券取引所1部上場企業である約2170社の総額(約550兆円)を上回ったことが話題になりました。
GAFAといえばAppleのスティーブ・ジョブズ、Amazonのジェフ・ベゾス、Facebookのマークザッカーバーグなどが有名ですよね。
GAFAって何がそんなにすごいのでしょうか?今回はそんなGAFAの凄さがわかる本を紹介します。
本記事はこれまで100冊以上のビジネス書を読み、現在も週1冊以上のインプットをしている私が、仕事に役立った書籍を紹介するものです。
<誰でも週1冊読書が無理なくできる方法>
いまさら聞けないGAFAとは
エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ著『How Google Works』
あれってなんだっけ?ちょっと調べてみよ。そうやって皆さんは一日何回ググっているでしょうか?
検索ワードを最後まで入れる前に自分が調べたい言葉の候補がずらっと並ぶ。
日常の中で当たり前すぎる機能ですが、当たり前に使われるレベルになるのにGoogleではどんなプロセスを踏んでプロダクトが開発されているのでしょうか。
本書はそれらを生み出すGoogleの文化がぎっしり詰まっています。
・5年後にやりたい仕事から
逆算してキャリアを作る
・データに基づいて決定を下す
(文字だらけのパワポが多すぎる!)
・真のコンセンサスには反対意見が必要
・自分より優秀な人を採用して
最大限の裁量を与える
・ユーザー第一
(採算はあとからついてくる)
人事や採用担当にも読んでいただきたい一冊です。
ブラッドストーン著『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』
エブリシンカンパニー。それが今のAmazonの立ち位置です。
オンライン書店から始まり、なんでも買えるショッピングサイトへ進化し、電子書籍やクラウドサービスまで提供するようになったAmazonですが、その地位に至るまでには様々なドラマがありました。
AmazonはGAFAの中でもダントツの低利益率ながら、研究開発に湯水のごとく投資を行い常に進化を続けてきました。
Amazon、ひいてはジェフ・ベゾスのスタイルは秘密主義です。スティーブ・ジョブズと違って劇的なプレゼンはしませんし、関係者からも証言を得られる機会は少ないです。
どうやったのかは知りませんが、ジェフ・ベゾスは本書への支援を約束したらしく、これまでの書籍にはないAmazon情報が満載です。
ある意味GAFAの中でも一番たちが悪く、謎に満ちた会社であるAmazonについての魅力が詰まった一冊です。
桑原晃弥著『マーク・ザッカーバーグ 史上最速の仕事術』
Facebookは大学内限定のSNSだったのをご存じでしょうか?
もっと言うと、創業者のマークザッカーバーグは、美人投票ソフト「フェイスマッチ」をリリースし大学から処分を受けています。
そんなアプリが、どうやって全世界5億5千万人以上のユーザを抱えるSNSとなったのでしょうか。
本書ではそんなマークザッカーバーグとFacebookの歴史を知ることが出来ます。
・根拠のない楽観で動け
・情報は双方向にしてこそ役に立つ
・徹底的に天才を真似ろ
・利益に直結しなくても利益はでる
・まあまあの人と組むと甘くなる
Googleの採用に通じるようなところ、徹底的にスティーブジョブズを真似ている点などの他のメガ企業との共通点を探すのも面白いかもしれません。
カーマイン・ガロ著『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』
アップルファンの方お待たせしました。GAFAの中でもとりわけファンが多い企業、それがAppleです。
それは人々がディズニーの物語に惹かれるのと同じように、Appleが描くストーリーに夢中なっているからではないでしょうか。
ジョブズは最初からMacやiPhoneで世界を変えたいと思っていたわけではありませんでした。インドに旅してみたり、大学を中退してデザインを習ってみたり、色々な寄り道体験をしています。
本書ではそんなスティーブ・ジョブズがたどってきた道のりと、そこからいかにしてAppleが企業として人々を魅了する文化を身に着けたかがわかります。
イノベーティブになりたいと思う方なら小説のように楽しんで読める一冊です。
本書の前に発売されたジョブズのプレゼンテーションにフォーカスした本もおすすめです。
おまけ)竹内一正著『未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望』
GAFAではありませんが、世界長者番付でジェフベゾスと首位を争う化け物経営者/イーロン・マスクについてもご紹介します。
最近はビットコインに関する発言で市場が反応したりと何かと話題が尽きないイーロン・マスクですが、彼の目指すところはずばり人類の火星への移住です笑スケール大きすぎませんか?笑
電気自動車のテスラモーターズ事業に関しても、CO2を排出し続けたら地球環境がますます悪化することを危惧して、様々な既得権益と戦っています。
本書では彼がシリコンバレーに渡り、宇宙事業や電気自動車事業を進めるに至った歴史を振り返ることが出来ます。
イーロン・マスクが今挑戦していることは、後から振り返ると地球規模での革命になるかもしれません。
おまけ)リード・ヘイスティングス , エリン・メイヤー 著『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX』
給与テーブル、休暇規定、決裁プロセス・・・それらが一切存在しない企業、それがNETFLIXです。
NETFLIXは大前提として、最高に優秀な人材を採用し、能力密度を常に高い状態に保っています。
業界の同ポジションで最高水準の給与を払い、能力が見合わなくなれば明確にフィードバックしたうえで潤沢な退職金を払い会社を去ってもらいます。
そんな最高純度の社員だからこそできる、最高に自由な会社作りのノウハウが詰まった一冊です。役に立つかはわかりませんが(笑)、こんな夢みたいな職場で働きたくなること間違いなしです。
これらの本を読むと、日ごろの仕事の悩みが少し小さく見えるかもしれません。また、企業や経営者ごとにカラーの違いを比べてみるのも面白いかもしれませんね!
関連書籍:
<Google、Apple、Amazonを成長させたコーチング術>
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