大企業で適材適所が難しい理由〜イキイキ働くのにネームバリューは無意味?〜

スキルアップ

安定した企業に入ったけど、なにか違和感を感じている。

このままの仕事をやっていて大丈夫なのかな?

自分にはもっと能力を活かせる仕事があるんじゃないか。

そんなことを日頃考えている方は多いのではないでしょうか。

今回は大企業で適材適所が難しい理由についてです。

りょーすけ
りょーすけ

新卒で東証プライム上場企業に入社して法人営業。その後ベンチャー企業に転職しました。会社員としての活動に加え、株式会社ハイパファーマンスのコーチングプログラムを修了。プロコーチとして時間術、仕事術、目標達成の方法などを発信しています。
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本記事の内容
  • 大企業で適材適所が難しい理由

大企業で適材適所が難しい理由

理由①:得意スキルが明確でない社員が多いから

組織における適材適所とは、組織の成果を最大化し、各メンバーが輝ける配置のことを言います。

※組織の成果の最大化が最も重要なポイントで、各メンバーが好きなことをやれている状態ではありません。

適材適所を実現する上では、まずメンバー自身が自分の得意なこと/特徴を理解できていないといけません。

例えば一言で営業といっても様々な業務があります。

アポ取り、資料作成、見積作成、商談、アフターフォロー、等々にブレイクダウンすることができます。

営業苦手なんだよなーとなんとなく感じている人も、ブレイクダウンすると得意不得意がはっきりします。

アポ率が低く、資料作成スキルも高くない場合、受注に至る確率は低くなります。

しかし実は一度お客様を捕まえれば丁寧なフォローで解約を防いだり、クロスセルやアップセルに貢献しているかもしれません。

このようなメンバーは対人支援、フォロースキルに優れた特徴があります。

であれば最初から既存顧客対応の専門家として働く、カスタマーサクセス部門で働けば能力をフルに活かせる可能性が高まります。

得意スキルなんてないよ!なんて方にも、必ず得意スキルになり得る特徴はあります。

苦もなくできてしまっている作業、他の人がやっているのを見てイライラしてしまうような作業は無自覚に得意としている作業かもしれません。

大企業では総合職として採用され、今の業務に至っている人が大半だと思います。

そうすると自身の特徴を理解しないまま定期異動を繰り返すというパターンにハマってしまいがちです。

まずは自身の業務をブレイクダウンしてみることをおすすめします!

理由②:部下と向き合えるマネジメントが少ないから

そうはいっても、自身のスキルを客観視できるメンバーは多くはありません。

組織の最適化を図るにはマネジメントが部下と向き合い調整を図ることが必要です。

しかし部下と向き合っているマネジメントが多くないこともまた事実です。

自身の業務が忙しく、中々メンバーとの対話に時間を割いていないマネジメントは、部下のできることを把握していません。

能力を把握していないので、とりあえずこれまでの経歴を元に部下の仕事をアサインします。

これでは適材適所とは程遠い状態ですね。

まずマネジメントはアサインされた時点で、メンバーと向き合う覚悟を決める必要があります。

特別な技術がなくても、まずは話を聞きましょう。

それだけで部下は話を聞いてもらったと感じ、信頼関係を築くことに繋がります。

ただ、それだけでは適材適所にはなりません。

コーチング的なコミュニケーションを行う中で、メンバーの内発的な動機を引き出す必要があります。

そしてメンバーがもっともエネルギー高く働ける領域と組織目標を結びつけ、仕事のアサインをするのです。

場合によってはメンバーの力を発揮できる領域は自部署にはないかもしれません。

それでも少しでもメンバーが目指す方向性に近い仕事を割り当てられるかどうかで、メンバーの成長、ひいては組織の成果に繋がっていきます。

逆に言うとこれができるマネジメントはどんな組織でも成果を上げられると言っても過言ではないでしょう。

理由③:制度的に難しいから

残念ながら、得意スキルを自覚するメンバーと、そのスキルをさらに活かそうとするマネジメントがいても、適材適所が実現しないことがあります。

それは制度的な問題です。

大企業では仕組み化がある程度進み、役割が細分化されていることが多いです。

組織に割り当てられた予算も年間を通して変更することは難しく、それに伴い人員配置も固定的です。

1年間異動ができないと、自動的にもう1年適性が低い業務に関わり続けなければいけないということはざらにあります。

ベンチャーの場合、フェーズによっては複数の役割をこなさなければいけないですが、部署間の行来は柔軟な場合が多いです。

大企業ほど余裕はないものの、よりスピーディーにキャリアを変えていくことができるでしょう。

まとめ

今回は大企業で適材適所が難しい理由について書いてきました。

・自分が何ができるのか明確になっているメンバーが少ない
・メンバーと向き合う時間を取っているマネジメントが少ない
・向き合っていてもメンバーの良さを引き出せるマネジメントが少ない
・制度的に難しい

ネームバリューや企業規模のみで大企業を選ぶと、自分の得意スキルを尖らせることは難しいかもしれません。

将来どんなキャリアを実現していたいのか、そのためには何が必要なのかを考えながらスキルを磨いていきたいですね!

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